大学生の人気バイトの一つとして、スタバと並んで名前が挙がる「ディズニーキャスト」。
夢の世界で働く姿はキラキラして見えますよね。
しかしもちろん楽しいことばかりではなく、キャストならではの苦労や大変なこともあります。
そこで今回は、私がディズニーキャストとして働いていて大変だと感じたことを5つご紹介します。
筆者について
- ディズニーの知識がほぼない状態でキャストに
- コミュ障だけどアトラクションキャストに配属
- 1年半勤務
キャストで大変だった5つのこと
- どんな日でも出勤
- シフトの融通がききにくい
- キャストへの期待値が超高い
- ゲストに直接注意できない
- 常に笑顔でいなければならない
1: どんな日でも出勤
ディズニーリゾートは台風が直撃しようが地震が起ころうが、滅多なことでは休園しません。
なのでどんな悪天候であってもキャストは通常出勤しなければいけないので、かなりキツいです。
私は屋内型アトラクションのキャストだったので、悪天候でも問題ありませんでしたが、出勤するまでがしんどかったのを今でも覚えています。
カストーディアルやゲストコントロールなど、屋外で仕事するキャストはもっと大変…。
【参考】ディズニーが過去に臨時休園したケース
年 | 休園の背景 | 休園期間 |
1989年 | 昭和天皇の崩御 | 1日 |
2011年 | 東日本大震災 | 約1ヶ月間 |
2019年 | 大型台風19号 | 2日間 |
2020年 | 新型コロナウイルス感染症 | 約4ヶ月間 |
2: シフトの融通がききにくい
キャストは固定シフト(しかもかなりガチガチ)です。
スタバのように3週間前にその都度シフト希望を出すわけではありません。
なので学校の試験などどうしても休む必要がある時は、あらかじめ代打してくれる人を自分で手配する必要があります。
代打の見つけやすさは配属先によって異なりますが、基本的にシフトに入りたい人が多ければ多いほど、代打をしてくれる人は見つけやすいです。
3: キャストへの期待値が超高い
新人であってもゲストの前に立ったら、「立派な一人のキャスト」。
「キャスト=完璧」という先入観が強く、常に最高のパフォーマンスを求められます。
「キャストの心温まるエピソード」とかもよく話題になるくらい、暗黙の了解で「キャストはすごい」と思われがち。
だから慣れないうちはプレッシャーが結構すごいです。
そしてゲストの前で万が一何かやらかしてしまうと、そういった話は今の時代SNSであっという間に拡散されるリスクもあるため、キャストたちもそれなりに気苦労が多いことでしょう。
4: ゲストに直接注意ができない
マナーの悪いゲストがいたとしても、原則として直接的な言葉で注意することができません。
決して怒りを表に出さない、自制することもキャストに求められることです。
ただし犯罪まがいな行為や、重大な危険を伴うゲストがいた場合などは、SVと呼ばれる社員が対応します。
先日にはパレードに乱入した不審者が取り押さえられる一幕があったことも、報道で話題になっていました。
これまで私が遭遇した迷惑ゲスト
- 立入禁止区域に入って記念撮影をする集団
- 列の割り込み
- 道いっぱいに広がって歩く集団
5: 常に笑顔でいなければならない
みなさんは不機嫌そうな表情をしたキャストを見たことがありますか?
否、ほとんどないはず。
「笑顔はキャストの命」と言っても過言ではありません。
どんなに公私ともに辛いことがあっても、それを表情に出してはいけません。
どんなバイトでもそうですが、特にキャストは「表情」に気を遣わなければいけない仕事。
ディズニーキャストは大変だけど楽しい
ディズニーキャストをしていて大変だった5つのことをもう一度まとめておきます。
- どんな日でも出勤
- シフトの融通がききにくい
- キャストへの期待値が超高い
- ゲストに直接注意できない
- 常に笑顔でいなければならない
キャストは接客バイトの中でも結構特殊なので、それなりに大変なことも多いです。
それでも国内外からやってくるゲストと日々接するのは楽しいし、人との接し方も身につきます。
この記事がこれからディズニーキャストをしてみようと思っている人の参考になれば幸いです。